2020.04.19
事業者の皆さま、突然の何の前触れもないコロナにより未曽有の厳しい事業環境となり、大変なご苦労をされていることと存じます。そのよう中でいくばくかでもご参考になる点があれば幸いです。財務・金融面を担当する高橋です。
業績が厳しくなる場合の優先的に取り組むべきこととして、当面の資金繰りの把握と対応があります。
一般的には業況悪化への対応の順番としては、
1. まず資金繰りを落ち着かせ(支出削減、延期、借入など)、
2. 次にしっかりとした事業の建て直し、戦略見直しを検討する期間をつくり、
3. 時間をかけて新たな事業戦略を実行していき、収益力の改善を図る。
この通常時の対応は、観光市場自体は健全に継続しているなか、個社の事業戦略等の競争力低下を主因として業績が悪化しており、また時間をかけて事業劣化する中で売上減少・コスト増大等の要因が自社で認識していることも多く、対応としてはその認識を踏まえた事業戦略の変更・経営改善等による企業力の強化となります。
ところが、今般のコロナ禍は、「急に、事業面での前触れなく」「市場の一時的な消滅による大規模な売り上げの減少」「いつ頃市場がもどるか予測がつかない」等の外的要因が、一般的な経営改善と対処方法が異なると考えます。
- 業況回復のメインシナリオは、コロナの感染の影響の低下による観光市場の回復であり、時間の関数で必ず一定のレベルには戻るはずです。
- よって対応としては、「資金繰りをとにかく維持し続け、市場回復のタイミングまでもたせる」ことが最優先。筆舌にしがたい厳しさでありますが、とにかく耐え、時間をかせぐ、そして他力本願的でありますが、必ず来る、コロナの影響の低下、観光需要の復活を待つ。原価、人件費、賃借料などの支出面の抑制、支払い猶予、政府のコロナ対応の措置策の活用(休業補償、保証協会やコロナ対応融資、税制など)、場合によっては思い切った一部休館などを含めて。資金見通しをつけていくなかで、アフターコロナを見据えた事業の本格再開の戦略を考える、ことになると思います。
- 資金繰りの把握や対応については、
(ア)
支出の削減や借入対応などをするが、その間にも刻々と時間が過ぎていくので、資金がまわるよう、また、思わる請求や入金の先延ばしヤキャンセルもあるので、できるだけ適度な余裕をもった資金繰りをつけたいところです。
(イ)
売上の見通しや資金繰りの見通しをたてづらい状況下ではありますが、
①
終息宣言がいつ頃出て、自粛モードがおさまり観光需要がいつ頃回復するか、いくつかのシナリオを考える。宿泊や宴会のャンセルや延期、新たな予約はいつ頃から入り始めるかなど、また同業他社の状況などを勘案して。楽観ケース、標準ケース、厳しめのケース。
②
コロナの影響がなくなり正常化した場合の収益も予想し、そこからどの程度のダウンを見込むか、という観点も有用だと思います。
③
できるだけ、こまめな資金繰表を(週繰りで最低6ケ月、できれば当初3ケ月は日繰り)、こまめな見直しを(状況は日々変わりうるので、毎週、できれば毎日)、作成・更新していき、自分の肌感覚と数字の感触をすりあわせていけるとよいと思います。
言うのはやさしく行うのは難きの状況でありますが、皆で知恵、情報などを出し合い乗り越えていきましょう。
2020.04.18
みなさんにおかれましては、二月下旬から、散発的に発生してきたキャンセルが三月に入り一気に増加し始め、いきなり4,5月の売り上げが全く見えなくなるという劇的な環境変化に戸惑いながらも、数多くの経営判断を強いられる日々であることと思います。
常日頃から、経営には“鳥の目、虫の目、魚の目が必要”と言われますが、今回のような緊急事態においても同様なバランス感覚が求められます。
まず真っ先に、資金が途絶え営業継続が難しくなることを回避するために金融機関に“走る”のは当然のことでしょう。また、従業員の雇用を確保しながらも費用流出を最小化するために出勤調整の算段をし、雇用調整助成金の確保を検討する。その真っ只中にいると、つい忘れてしまうのが、“鳥の目・魚の目”です。これを読んでいるみなさんからは、「何を言っている!先のこと語る前に今どうするかが重要ではないか!」とお叱りを受けるかもしれません。
これまでも、我々は数々の天災に遭遇してきました。大地震・台風、それぞれにたいへんな目にあいながらも、乗り越えてきました。その時もやはり重要なのは状況を瞬時に見極め迅速な対応をきめ細かく実行した企業がダメージを最小化できました。ただ、今回のコロナ禍は、これまでの天災とは様相が違うのではないかと、我々は気づき始めています。それらイベントは、ある限定的な期間に発生し、そのダメージの後処理を短期間に完了させる性格のものであったと理解しています。
現在、まさにコロナ禍の渦中にありますが、早期に収斂してほしい気持ちはもちろんですが、いつ収斂するのか現時点で明言できる識者はいないと思います。かりに日本で沈静化したとしても、世界のどこかであらたに感染が拡大するということも十分考えられます。緊急処置として数々の手立てを打ちながら、今回の試練が誘因する観光の行動変容にもアンテナを立て準備する必要があるという難しいことを、我々は実行していかなくてはならないのかもしれません。
宿泊業は、施設産業である宿命から多額の資金調達を前提にビジネスモデルが構築されています。今回の資金の緊急調達は計算外のものではありますが、事業を維持・継続していく上では、それを飲み込んだうえで事業計画を再考する必要があり、そのためには“鳥の目”が必須です。また、これまでに収益の前提と化していた、「インバウンド需要」は、どの程度で回復するのか、サービス提供形態として重要な位置づけであった「ヴュッフェスタイル」が顧客に受け入れられるのか、今まで以上に期待される「国内需要」の動きはどうなるのか等々、世の中の動きを事前に察知する“魚の目”も同様に必要となります。
みなさんが、数多くの意思決定を行っていくうえで、ご自身だけで多くの情報や先行事例を獲得していく上での「手段」として本サイトが使われることを願っています。
2020.04.18
みんなで情報共有! アンケートのご協力をお願い致します。
回答結果は、アンケート回答後すぐにご覧頂けます。
2020.04.15
《特別相談窓口連絡先》
感染症等を起因とした外国人観光客の減少等、経営環境の変化に直面しているホテル旅館などの宿泊事業者等の不安を解消するため、地方運輸局及び内閣府沖縄総合事務局内に特別相談窓口を設置し、ホテル旅館などの宿泊事業者の状況や要望をお聞きした上で、活用可能な支援策の紹介や、経済産業局・都道府県労働局等と連携した支援を観光庁が行っています。
《特別相談窓口におけるサポート内容》
- ホテル旅館などの宿泊事業者からの相談・要望対応
- ホテル旅館などの宿泊事業者が活用可能な支援策の紹介
- 中小企業支援策や雇用調整助成金の活用を検討するホテル旅館などの宿泊事業者等に、経済産業局や都道府県労働局の窓口を案内
北海道
・窓口設置場所:北海道運輸局観光部観光企画課
・電話番号:011-290-2700 ・FAX:011-290-2702
青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県
・窓口設置場所:東北運輸局観光部観光企画課
・電話番号:022-791-7509 ・FAX:022-791-7538
茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県
・窓口設置場所:関東運輸局観光部観光企画課
・電話番号:045-211-1255 ・FAX:045-211-7270
新潟県、富山県、石川県、長野県
・窓口設置場所:北陸信越運輸局観光部観光企画課
・電話番号:025-285-9181 ・FAX:025-285-9172
福井県、岐阜県、静岡県、愛知県、三重県
・窓口設置場所:中部運輸局観光部観光企画課
・電話番号:052-952-8045 ・FAX:052-952-8087
滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県
・窓口設置場所:近畿運輸局観光部観光企画課
・電話番号:06-6949-6466 ・FAX:06-6949-6135
兵庫県
・窓口設置場所:神戸運輸監理部総務企画部企画課
・電話番号:078-321-3144 ・FAX:078-321-3474
鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県
・窓口設置場所:中国運輸局観光部観光企画課
・電話番号:082-228-8701 ・FAX:082-228-9412
徳島県、香川県、愛媛県、高知県
・窓口設置場所:四国運輸局観光部観光企画課
・電話番号:087-802-6735 ・FAX:087-802-6732
福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県
・窓口設置場所:九州運輸局観光部観光企画課
・電話番号:092-472-2330 ・FAX:092-472-2334
沖縄県
・窓口設置場所:内閣府沖縄総合事務局運輸部企画室
・電話番号:098-866-1812 ・FAX:098-860-2369
2020.04.15
経済産業省から新型コロナウイルスに関連した支援策が発表されています。
しかし、難しくて何から手を付け、どこにどうやって申請すればいいのか分からない。
(担当の執筆者さんが)分かりやすく解説する記事をここに書きます。
2020.04.15
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引用部分は、こんな感じになります。
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